BLEACH

黒崎一護の斬月とユーハバッハの関係は?目的は何がしたかった?

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黒崎一護の愛刀でも斬月と言えば、「斬月のおっさん」の愛称で親しまれていましたよね。

外見がBLEACHの最強のラスボス、ユーハバッハとそっくりですが…どんな関係があるのでしょうか?

ぴよ吉
ぴよ吉
きっと無関係ってことはないよね…

ユーハバッハと言えばラスボスらしく世界を滅亡させることが目的のようですが、その先で何がしたかったのか気になりますよね。

今回は黒崎一護の斬月とユーハバッハの関係について調査して参りました。

世界滅亡の目的…何がしたかったのかについても徹底解説していきます!

 

黒崎一護の斬月とユーハバッハの関係は?


結論から言いますと、斬月とユーハバッハは同じ存在です。

ただし、完全に同じという訳ではなく、斬月はユーハバッハの千年前の姿になります。

ぴよ吉
ぴよ吉
同じ存在なら、どうして斬月は一護の味方をしてくれてるの?

敵対関係にある二人が同じ存在だなんて、不思議ですよね。

一体どういうことなのか、詳しく解説していきます!

 

黒崎一護の斬月の正体はユーハバッハ!

斬月はユーハバッハの千年前の姿とお伝えしました。

これはBLEACH原作コミックス60巻の540話「The Sword Five」で明らかとなりました。

二枚屋王悦が「今まで君の魂の中で斬魄刀のフリをしていた男」と語ったことで、一護は斬月の正体に気づきます。

ぴよ吉
ぴよ吉
斬月のおっさんの正体がユーハバッハだったなんて…!

千年前の姿とはいえ、ユーハバッハとはかなり性格が違う印象がありますよね。

一護を戦いから遠ざけようとしたり、彼を守るために一護が本来持っている霊力を押さえていたり…

それは一護の精神世界にずっと住んでいたことが影響しています。

ぴよ吉
ぴよ吉
じゃあ、どうしてユーハバッハは世界滅亡なんてしようとするの?斬月のおっさんがあんなに優しいのに…性格変わり過ぎじゃない?

実際のユーハバッハが世界滅亡を企むようになったのは、一番隊隊長を1000年以上務めた山本元柳斎重國が原因でした。

ぴよ吉
ぴよ吉
死神統学院を創ったのもこの人だよね!

「山じい」の愛称で親しまれている最強おじいちゃんキャラですが、性格はかなり厳格…。

ユーハバッハでさえ、原作では「恐るべき集団だった」と語っていましたね。

千年前に起きた死神VS滅却師の戦争で、ユーハバッハは山本元柳斎重國に敗北しています。

さらには山本元柳斎重國により、大切な人たちを彼に全て消されてしまったことが原因で心が壊れてしまったんですね。

それによりユーハバッハは、死神に対しての復讐と世界滅亡のことだけに執着するようになります。

斬月と同じ存在とはいっても、中身は全くの別人だと考えても良いでしょう。

 

斬月とユーハバッハが関係している伏線があった!

斬月の正体がユーハバッハだと証明されるのはBLEACHのかなり終盤の方になります。

驚いた読者の方も多いとは思いますが、実は斬月とユーハバッハの関係に伏線が貼られていたことをご存じですか?

ぴよ吉
ぴよ吉
えっ、そんなシーンあったっけ?

斬月の正体が分かってから「ここが伏線だったんだ!」と気づいた方もいるようですね。

では詳しく見ていきましょう!

 

名前が伏字になっている

こちらは原作コミックス8巻に描かれていたシーン。

白哉に敗北した一護が、死神の力を取り戻すために浦原喜助の元で修行していた時ですね。

初めて斬月と対峙するシーンでもあります。

初対面である彼に名前を尋ねると、名前が伏字になっています。

上手く聞き取れなかったというのを表現しているのかもしれませんね。

ぴよ吉
ぴよ吉
あれ?伏字の範囲が斬月って二文字にしては長くない…?

伏字の範囲が長いことから、「斬月」ではなくて、「ユーハバッハ」の6文字が当て嵌まります。

さらにこのすぐ後、斬月(ユーハバッハ?)が精神世界で空中で足場を作るアドバイスをくれますよね。

その時「大気中に飛び交う霊子を踏み台にすることが出来る」と言います。

この時点で察した方もいるかもしれませんが…。

  • 死神:自分から湧き出る霊力を固めて足場を作る
  • 滅却師:大気中の霊力を固めて足場を作る

この違い!

死神と滅却師が空中で立つ時は、原理の違いがあったんです。

このアドバイスから斬月=滅却師=ユーハバッハということが分かる伏線になっていたんですね。

 

滅却師の影と血の能力を使っていた!

原作コミックス13巻の「尸魂界篇」で、更木剣八と戦っている時ですね。

斬月が「影」の力を使ったこと、負傷した一護の傷口の血を止めてくれましたが、「血」の力も使っていたんです。

このシーンで、滅却師の持つ「影」と「血」の能力を披露していた訳ですね。

剣八との戦闘シーンで夢中になっていたので、気が付かなかった方もいらっしゃるかもしれませんが…。

斬月の正体が分かった後の、原作コミックス61巻で一護がこのシーンを語ったことで伏線回収となりました。

 

斬月が急に若返った理由

原作コミックス47巻の「破面篇」の終盤ですね。

卍解状態で自分の精神世界にいった一護を迎えたのは驚くほど若返った天鎖斬月でした。

ぴよ吉
ぴよ吉
おっさんって呼べないね…なんで急に若返ったの?

若返りに関して、ユーハバッハも共通点がありましたよね?

ユーハバッハは他人の霊力や魂を奪わないと身体が若返っていくという特殊な体質。

斬月が若返ったのは一護が卍解状態であることが原因です。

自分の霊力を分け与える=体の若返りを止められないということが予想出来ますね。

ユーハバッハの特殊な体質と一致していることから、こちらも伏線であることが分かります。

 

ユーハバッハの目的とは?

ユーハバッハは世界を滅亡させることを目的としています。

山本元柳斎重國によって復讐の鬼と化し、その後も世界滅亡をより強く固執するようになったユーハバッハですが…。

世界滅亡の果てにどんな目的があったのでしょうか。

強いだけでなく、頭もキレるユーハバッハですから、世界を滅ぼして満足という訳ではないはずです。

ぴよ吉
ぴよ吉
別の目的があったってことだよね?何がしたかったんだろう?

 

ユーハバッハは何がしたかったか徹底解説!

滅却師だけで形成する「見えざる帝国」の皇帝・ユーハバッハ。

ユーハバッハは「目が見えない」「耳が聞こえない」「喋ることが出来ない」という障害を持って生まれました。

しかし、希有な才能を発揮することで障害を克服し、周りの人たちに神として崇められるようになります。

それからどうしたら人々が安心して過ごせる世界になるのかを追求した結果…。

「死の恐怖からの解放」という極論に辿り着いてしまったんです。

現在の秩序をなかったことにして、生と死を一つにすることがユーハバッハの真の目的でした。

ですから、世界滅亡というのは目的を成し遂げるための「過程」ということになります。

霊王を倒すことでさえ、一つの過程に過ぎなかったんですね。

禊である霊王が居なくなれば、均衡を保つことが出来なくなった三つの世界(尸魂界・虚園・現世)の境目を崩れてしまいます。

ぴよ吉
ぴよ吉
生と死の概念が無くなっちゃうんだ!

世界滅亡の先に、ユーハバッハの真の目的があったんですね。

 

ユーハバッハは目的を果たせず霊王となった!

ユーハバッハの目的は、人々を死の恐怖から解き放つためだったんですね。

全てを破壊した後に、自分が世界の禊として霊王の座に就くのも目的だったのでしょう。

結果的には一護たちに敗北してしまい、ユーハバッハは目的を果たすことが出来ませんでした。

ぴよ吉
ぴよ吉
山じいも負けちゃったし、ユーハバッハが強過ぎてどうなるか結末にハラハラしたよね…

死後、ユーハバッハの遺体にあった霊力を、失われた霊王の代わりとして使われることになります。

こんな形で霊王になるなんて、皮肉な結末ですね。

 

まとめ

黒崎一護の斬月の正体は、ユーハバッハと同じ存在であることが分かりましたね。

外見は似ていたけど、千年前のユーハバッハだったという正体と関係性に驚かれた方も多いのではないでしょうか。

斬月とユーハバッハの関係を掘り下げたり、原作に張り巡らされていた伏線を知ることで、ますますBLEACHの面白さが分かったのではないでしょうか。

世界滅亡をすることで、彼は何がしたかったのかと言えば…。

ユーハバッハの真の目的は「人々を死の恐怖から解き放つこと」でした。

世界滅亡というのは、目的を成し遂げるまでの過程に過ぎなかったんですね。

結果的にはその目的は果たせず、黒崎一護と斬月たちによって敗北してしまいましたが…。

一体何がしたかったのか分かると、ラスボスだったとはいえ、ユーハバッハの魅力が深まりますね。